UQモバイルとワイモバイルは、可能な限り大手3キャリアに近いサービスを安く提供するサブブランドです。
どちらも人気が高く、格安SIMを選ぶ際は「UQかワイモバ、どっちにしよう…」と悩む方が多いんじゃないでしょうか。
今回はUQモバイルとワイモバイルでそれぞれ新プラン(2021年2月)が発表されたので、アップデートした比較検証を行っていきます!
- 速度を重要視する
- くりこし機能がほしい
- 節約モードを使ってみたい
- au端末をそのまま使う
- 単身で利用する
比較内容をざっとまとめるとこんな感じになるので、「あっ、これ自分にぴったりだな。」って方を選んでみてください。
くわしい比較内容については以下で解説してますので、気になる方は読み進めてみてください。
もくじ
UQモバイルとワイモバイルの料金プランを比較
UQモバイルとワイモバイルのプラン形態はほとんど同じです。
UQモバイルの『くりこしプラン』
3GB・15GB・25GBから自分にぴったりなサイズを選ぶシステム。
唯一、プランSだけ低速モードが最大300kbpsなので、そこだけ注意。
通話料金は20円/30秒かかり、必要に応じて↑のオプションを追加するようになります。
ワイモバイルの『シンプルプラン』
UQモバイルと同じく、3GB・15GB・25GBから選ぶシステム(1年間はデータ増量キャンペーンが受けられる)。
低速モードの速度もUQモバイルとまったく同じで、プランSだけ最大300kbpsになっています。
通話料金も20円/30秒と料率は同じ。
ただし、通話オプションがUQモバイルより1つ少なく、選択肢が2つに絞られています。
料金は『家族』で利用するか『1人』で利用するかで異なる
料金プラン | UQモバイル | ワイモバイル |
プランS(3GB) | 1,480円 | 1,980円 |
プランM(15GB) | 2,480円 | 2,980円 |
プランL(25GB) | 3,480円 | 3,780円 |
そのまま料金を比較すると、UQモバイルの方が安いのでオトクに見えます。
しかし、ワイモバイルは『家族割引』もしくは『固定回線割』を適用すると、1人あたり毎月1,080円の割引をずーっと受けられるようになるんです。
家族割引とは
家族グループを作ることで、2回線目以降のスマホ代が1,080円割引されるサービス
固定回線割とは
自宅のインターネットとワイモバイルをセットで利用することで1,080円割引されるサービス
インターネットは『Softbank Air』か『Softbank光』のどちらかを選択
『家族割引』と『固定回線割』は併用できないよ!
ワイモバイル | 割引なし | 割引あり |
3GB | 1,980円 | 900円 |
15GB | 2,980円 | 1,900円 |
25GB | 3,780円 | 2,700円 |
割引が適用されると、UQモバイルより安くなります。
ワイモバイルの品質で3GBが900円で使えることを考えれば、めちゃくちゃ安い(笑)。
『家族割引』にする場合、
1回線目の人は割引対象外だから勘違いしないように!
つまり、単身(1人)で利用するならUQモバイル、家族みんなで利用するなら
ワイモバイルになります。
UQモバイルとワイモバイルのデータの使い勝手を比較
UQモバイルは翌月にくりこし可能!
UQモバイルは使い切れなかったデータ容量を翌月にくりこすことができるので非常に使いやすいです。
データ消費量は毎月同じではないので、余ったときはくりこして翌月思いっきり使えた方がストレスはありません。
ちなみに翌月のデータはくりこし分から消費されていくのでムダになりにくいです。
ワイモバイルはデータ容量が余ってもくりこしできないので、この点はUQモバイルの強みだと思います。
UQモバイルは節約モードが使える!
節約モードってなんだ?
通信速度が300kbpsに制限される代わりに、
いくらネットを使ってもデータが消費されないモードのことよ!
またUQモバイルは『高速モード』と『節約モード』を自由に切り替えることができるので、ムダなデータ消費を抑えることができます。
ネット検索やLINE、ツイッターなどのSNSであれば『節約モード』で十分まかなえるため、控えめにいって超便利です。
普段から『節約モード』にしておけば速度制限にかかることもガクッと減るので、高速モードしかないワイモバイルと比べると高性能。
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ただヤフー経済圏で生活してるならワイモバイルも悪くない
ワイモバイルはくりこしや節約モードはありませんが、『パケットマイレージ』というサービスを駆使することでデータ容量を無料で追加できるようになります。
パケットマイレージとは
Yahoo! JAPANなどのサービスを使えば使うほどマイルが貯まり、貯まったマイルのランクに応じて翌月のデータチャージ分が無料になるサービス。
たとえばその月に90マイルを貯めたとすると、翌月は無料で0.5GBチャージできるってことです。
具体的には、Yahoo! JAPANにログインしたり、ヤフーショッピング・ヤフオクで買い物したりするとマイルが貯まるので、ヤフー経済圏にどっぷり浸かっている人だと相性がいいです。
UQモバイルとワイモバイルの通信速度を比較
時間帯 | UQモバイル | ワイモバイル |
7時 | 35.3Mbps | 37.7Mbps |
8時 | 91.5Mbps | 65.8Mbps |
9時 | 22.1Mbps | 24.9Mbps |
10時 | 72.9Mbps | 48.5Mbps |
12時 | 41.7Mbps | 40.3Mbps |
13時 | 76.5Mbps | 26.5Mbps |
14時 | 41.7Mbps | 24.9Mbps |
17時 | 80.6Mbps | 33.1Mbps |
18時 | 78.3Mbps | 40.0Mbps |
19時 | 87.9Mbps | 44.7Mbps |
測定場所:JR博多駅付近
ぶっちゃけ速度はどっちも速いので気にしなくてオッケーです。
スマホの通信速度は5Mbpsが快適に楽しめるボーダーラインですが、UQモバイルとワイモバイルは軽々と超えています。
通勤時間とランチタイムも速度が落ちることなく横ばいだったので、速度でストレスを感じることはまずありませんでした。
ただ、キャリアと同じような速度を求めるならUQモバイルの方が近いです。
UQモバイルとワイモバイルのエリアを比較
UQモバイルはauの通信エリアを利用し、ワイモバイルはソフトバンクの通信エリアを利用しています。
この2つの通信エリアは若干異なるので、場所によっては通信が不安定になるので注意が必要です。
通信エリアは以下でチェックできるので、自分が生活している場所がカバーされているかチェックしておきましょう。
それぞれの通信エリア
街中なら大した差はありませんが、山間部などの田舎に住んでいる方はカバーされてない可能性があるので注意してください。
UQモバイルとワイモバイルの専用アプリ(管理画面)を比較
どちらも管理画面はシンプルでわかりやすくなっています(大手キャリアほどゴチャゴチャしてないです)。
アプリを起動すればデータ残量が一目でわかりますし、データチャージや契約内容の確認もパパッとできるので初心者でも使いやすいです。
まあ強いて言うなら、UQモバイルはホーム画面にウィジェットを配置してデータ残量が確認できるので、ワイモバイルにも取り入れて欲しいなというのが正直なところです。
UQモバイルとワイモバイルはSIMロック解除なしでもキャリアスマホを持ち込める?
SIMロック解除 | UQモバイル | ワイモバイル |
ドコモ | 必要 | 必要 |
au | 不要(※) | 必要 |
ソフトバンク | 必要 | 必要 |
※一部のauスマホはSIMロック解除が必要になります。
UQモバイルはauのスマホならSIMロック解除なしでそのまま持ち込めます。
一方ワイモバイルは、どのキャリアであってもSIMロック解除をしなければ持ち込んで利用することができません。
auユーザーに関していえば、UQモバイルの方が手間がかからないのでおすすめです。
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UQモバイルとワイモバイルの取り扱い端末を比較
UQモバイルの端末
ワイモバイルの端末
- iPhone SE(第2世代)
- Android One S8
- AQUOS sense4 basic
- OPPO Reno3 A
- かんたんスマホ2
- Xperia 10 II
- Android One S7
- Android One S6
- Xperia 8
- HUAWEI P30 lite
- Android One X5
- かんたんスマホ
ワイモバイルの方が若干ラインナップが多くなっています。
ただ、どちらもAndroidはエントリーモデルを主軸に取り扱っているので、大きな違いはありません。
UQモバイルとワイモバイルの違約金&縛りを比較
2019年10月から『電気通信事業法』が改正されたため、現在はUQモバイルにもワイモバイルにも縛り期間はありません(旧プランにはあります)。
なので、いつ解約しても違約金は一切かからず、乗り換えのリスクがほとんどありません。
解約方法についても、UQモバイル・ワイモバイル両方とも電話1本かけるだけなのでメンドウなことは本当にないです。
UQモバイルとワイモバイルのキャンペーンを比較
UQモバイルのキャンペーン
- 最大10,000円キャッシュバック
- 端末割引
- 下取りキャンペーン
- UQシニア割
- ギガMAX月割
- UQ学割
ワイモバイルのキャンペーン
- 3月末までスマホ代0円(2/17まで)
- ワイモバ学割
- ソフトバンク→ワイモバイル手数料無料
- 家族割引サービス
- PayPayモール
- 60歳以上は通話ずーっと無料
- Youtube Premium 3ヶ月無料
- データ増量
- 下取りプログラム
キャンペーンの豊富さでいうと、UQモバイルよりワイモバイルの方が上になります。
とくにワイモバイルは、PayPayと連携してお得にショッピングできるのがいいんですよね。
UQモバイルもキャッシュバック等で対抗していますが、ワイモバイルは申し込み時以外でも使えるキャンペーンが多いのが魅力。
ただし、キャンペーン内容にとらわれて本質的なサービス内容をガン無視してしまうなんてことはないよう注意してくださいね。
キャンペーン内容は時期によって変わってきますし、あくまでオマケと考えておいた方が結果的に失敗はありません。
UQモバイルとワイモバイルのサポートを比較
サポートの種類 | UQモバイル | ワイモバイル |
電話 | ある | ある |
メール | ある | ある |
チャット | ある | ある |
コミュニティ | ある | なし |
店舗 | 2,700以上 | 4,000以上 |
UQモバイルとワイモバイルは格安SIMの中でも特にサポートが充実しています。
UQモバイルは初心者向けのコミュニティが用意されていたり、ワイモバイルは実店舗が4,000以上と困ったときに駆け込みやすいです。
たしかにUQモバイルとワイモバイルは実店舗をよく見かけるな!
auやソフトバンクの店舗とくっついているイメージ。
実際どちらもユーザーが多いので、サポートの評判とかを見てみると『いい点』『悪い点』があります。
ボクの体験ベースでいえば、どちらも繋がりやすかったですし、サポートも丁寧におこなってもらえたので優劣はないかなーといった感じです。
ただ、ネット手続きに自信がない人は家の近くに店舗があった方が安心できていいと思います。
その他のUQモバイルとワイモバイルの違い
LINEの『ID検索』が使えるかどうか
UQモバイルを含む多くの格安SIMは年齢認証ができないため、LINEの『ID検索』を使うことができません。
しかし、ワイモバイルは格安SIMの中でも特別に『ID検索』の使用が認められており、大手キャリアと同じようにLINEの友だち追加を利用することができます。
友だちを追加するにあたって『ID検索』は便利な機能なので、どうしよう…と悩まれる方もたくさんいました。
ただ、毎日LINEで友だちを追加するようなことはありませんし、『URL』や『QRコード』で代用もできるので個人的には大きな比較対象にはならないかなと感じます。
ワイモバイルは家族割がある
先ほども紹介しましたが、ワイモバイルには『家族割引』があるので、家族みんなで乗り換えるならかなりオトクです。
データ | UQモバイル | ワイモバイル |
3GB | 1,480円 | 900円 |
15GB | 2,480円 | 1,900円 |
25GB | 3,480円 | 2,700円 |
3GB・15GBプラン
毎月580円の差額が発生するので、
→年間6,960円も安い
25GBプラン
毎月780円の差額が発生するので、
→年間9,360円も安い
年間で1人あたり7,000円〜9,000円ほど出費を抑えられるので、4人家族(1回線目除外)なら年間2万円以上!
家族割のパワーってすげえな!
でも1人で利用する場合は、
ワイモバイルの方が割高になっちゃうのよ。
ただ何度もいいますが、単身(1人)で利用する場合はワイモバイルの割引は受けられないので、UQモバイルの方が安く使えます。
まとめ
てな感じで、UQモバイルがおすすめ人と、ワイモバイルがおすすめな人は以下のようになります。
UQモバイルがおすすめな人
- 通信速度を重要視する
- くりこし機能がほしい
- 節約モードを使ってみたい
- au端末をそのまま使う
- 単身で利用する
ワイモバイルがおすすめな人
- ヤフー関連のサービスをよく使う
- 家族みんなで利用する
- ソフトバンク光またはAirを利用中
- LINEの『ID検索』を使いたい
いろいろ細かい違いはありますが、『家族で利用するならワイモバイル、単身(1人)で利用するならUQモバイル』これだけ!
元々の料金はUQモバイルの方がリーズナブルなんですが、ワイモバイルは家族で利用すると、1人あたり毎月1,080円の割引が適用されるのでUQモバイルより安くなるので。
今だけのキャンペーンを利用して、UQモバイルまたはワイモバイルへお得に乗り換えましょう!
↑どっちも違約金ゼロだからリスクなし!↑
UQモバイルがおすすめな人